女子札幌大会 高梨沙羅が優勝!

作成: 09.01.2015 07:14 / sb

 

ワールドカップ(W杯)女子札幌大会、第1戦が1月10日に行われ、高梨沙羅が優勝した。W杯総合優勝の高梨は、97.0m と98.0mで合計249.9ポイントをマークし、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)を2位、スペラ・ロゲリ(スロベニア)を3位に抑えた。


高梨は、「難しい風の条件だったのに、こんなに力を抜いてできたので本当に嬉しい。ここでは沢山のファンの人たちに応援してもらって素晴らしかった。」と喜びを語った。

イラシュコ=シュトルツは、89.5mと94.0mで計231.1ポイントを獲得した。
イラシュコは、「今日の試合は少し変だった。時には風の運も必要。1回目では、私にその運はついていなかった。最初のジャンプは本当に上手くいったけど、2本目はそれ程でもなかった。最終的に2位になれてとても嬉しい。今日最高なのことは、3人も同点でW杯総合首位についているってこと。」と話した。

W杯女子開幕戦(リレハンメル)で優勝したスペラ・ロゲリは、今日は88.5mと96.5mで226.3ポイントだった。
ロゲリは、「(スキーが届かなかったため)慣れないスキー板で難しかった。今日はダニエラのスキーでやらせてもらったから、最初はどうやったら良いのか分からなかった。ファーストラウンドではミスしてしまったけれど、2回目はパーフェクトだった。また表彰台に立てた。」と喜んだ。
ロゲリの3点差でジャックリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)が、94.0mと93.5mで4位になった。


ヘンドリクソン、健闘の5位
サラ・ヘンドリクソン(米)は、95.0mと88.5m、合計221.6ポイントでアメリカ勢トップの5位に入った。
ロシアのイリーナ・アヴァクモヴァは217.2ポイントで6位、ソチ五輪の金メダリスト、カリーナ・フォクト(独)はその0.3ポイント差で7位だった。スロベニアのマヤ・ヴティッチは208.5ポイントで8位、その3.7点差でノルウェーのマーレン・ルンドビーが9位だった。ドイツのカタリーナ・アルトハウス(202.1ポイント)とユリアーネ・サイファート(201.7ポイント)で10位と11位に入った。


上位を逃した伊藤
ホームゲームで納得のいかない結果となったのは伊藤有希で、リーネ・ヤール(ノルウェー)、ジェシカ・ジェローム(米)、カティア・ポズン(スロベニア)に続く15位だった。

唯一のフランス勢、コリーヌ・マテルが18位、エレナ・ルンガルディアは24位でイタリアチームに辛うじてW杯ポイントを数点計上した。


W杯女子札幌大会、第2戦は2015年1月11日(日)に続く。
予選は2:00(日本時間10:00)、本戦は3:00(日本時間11:00)から開催される予定となっている。

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。