またもや頂点に立った高梨

作成: 01.02.2014 19:05 / cy

W杯女子ヒンツェンバッハ大会(オーストリア)の第1戦で、高梨沙羅が87.0mと90.0mのジャンプで優勝を飾った。高梨は231.7ポイントで、地元オーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツをホームゲームで2位に追いやった。先週末のプラニツァ大会を制覇したイラシュコ=シュトルツは82.0mと 90.5mで、4.8ポイントの差で優勝に届かなかった。

スロベニアのマヤ・ヴティッチが88.5mと85.0m、223.5ポイントで3位に入り、初めてのW杯表彰台を達成した。26歳の誕生日を向かえて4日目のヴティッチは、ファーストラウンドでは首位に立っていた。

 

第1試合語のコメント

 

僅差で表彰台を逃したフォクト
カリーナ・フォクト(独)は、81.5mと86.5mの飛距離を出し、6.3ポイント差で表彰台を逃したものの、今日もドイツ勢の中では最高成績を収めた。ジュニア世界選手権の団体戦で優勝した伊藤有希は213.8ポイントで5位、そのわずか1.1ポイント差で6位に着いたのは今季ベスト2のW杯成績を出したラモーナ・シュトラウプ(独)だった。イリーナ・アワクモワは故郷のロシアで行われるオリンピックを1週間後に控えシュトラウプに1.2ポイント差で7位になった。フィンランドのユリア・キッカネンは8位で、また優秀な成績を収めた。スロベニアのエヴァ・ロガーとウルサ・ボガタイが9位と10位に入った。

今シーズンのハイライトを目前にして、ウルリケ・グレッスラー(独)が11位と好成績を出し、スペラ・ロゲリ(スロベニア)は12位に入り喜んだ。キヤラ・ホルツル(オーストリア)は13位でW杯自己ベスト成績を収め、エヴェリン・インサムは14位でイタリア勢のトップだった。オリンピックまであと1試合となった今日、ロシアのアナスタシア・グラドュシェヴァは15位で自己最高成績を出した。16位に岩淵香里、22位に茂野美咲、27位に渡瀬あゆみが入り、日本チームから5人もファイナルに進出した。

 

スロベニア、日本、ドイツの強豪チーム

スロベニア・チームとドイツ・チームはそれぞれ6人の選手がトップ30に入った。マグダレーナ・パラシュは28位で、初めてポーランド選手としてW杯ポイントを加算した。カタリーナ・カイル(オーストリア)はW杯で2年ぶりのファイナル出場を果たした。ダナ=ヴァジリカ・ハラランビーはまたルーマニアにW杯ポイントを計上し30位になった。

 

先週のジュニア世界選手権ヴァルディフィエンメ大会で金の高梨沙羅に続き、銀と銅メダルを取ったコリーヌ・マテル(仏)、マーレン・ルンドビー(ノルウェー)も含め、数選手が今回の試合に参戦しなかった。

 

W杯女子ヒンツェンバッハ大会第2戦は日曜(2/2)の14:15(日本時間の22:15)から予定されている。

 

W杯女子ヒンツェンバッハ大会2/1:結果(PDF)

 

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差は-8時間です。