日本チーム好調! またしても高梨優勝、伊藤有希が2位!
ワールドカップ女子ジャンプ、今季8試合目の蔵王大会(日本)で、高梨沙羅(日本)が7回目の優勝を飾った。
高梨は、1回目の着地後に転倒したものの、圧倒的な飛距離104m(110.8ポイント)で、他を制して再び1位になった。
変化が激しい風が吹き、非常に難しい天候条件の中、風待ちのブレイクで度々中断され、蔵王大会第1試合は全ての関係者にとって神経戦となった。加えて、スザンナ・ フォルスストローム(フィンランド)の転倒もあったが、幸運にも大きな事故にはならなかった。
強すぎる高梨!
高梨はファーストラウンドの最後に飛んだ。コーチの判断で、ゲート18からゲート17へ助走距離が縮められたものの、高梨は上昇気流を味方につけてバッケン レコード更新の104mを出したが(これまでのバッケンレコードは2003年に東輝が立てた102.5m)、着地で雪に手をついてしまった。それによって着地姿勢点が11.5ポイントとなってしまった。それにも関わらず、最終的には圧倒的な飛距離で優勝を勝ち取った。ジャンプ台に集まった大勢の観客は喜び に沸いた。今季8試合目にして7回優勝!女子スキージャンプ界のスパースターはまたやってくれた。
1/18(土)の試合では、伊藤有季が2位(96.5m、109.4ポイント)につき、更に好調な日本チームだった。3位はドイツのカリーナ・フォクト(93m、 108.1ポイント)、4位はマーレン・ルンドビー(ノルェー)、5位はチャイコフスキー大会でも9位と12位で、今日も予想以上の健闘をしたロマーナ・ シュトラウプ(独)だった。
天候条件が更に厳しくなったファイナルラウンドは、度重なる中断の上、8人目の選手が飛んだ後にジュリーが打ち切りを決め、1回目の成績で順位が決められることになった。
アワクモワを追い越したフォクト
W杯総合成績で、1位は引き続き高梨沙羅(760ポイント)、今回不参加だったイリーナ・アワクモワ(ロシア)を追い越し、カリーナ・フォクト(466ポイント)が総合2位になった。