W杯ヴィスワ大会・注目データ
ヴィスワで2回目のワールドカップ大会
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2013年1月以来、今回がヴィスワ(ポーランド)で2回目のワールドカップ大会となる。
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去年は、アンダース・バルダル(ノルウェー)が優勝し、リヒャルト・フライターク(独)が2位、ルネ・ヴェルタ(ノルウェー)が3位だった。
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その時のバルダルの優勝と、その3日後に行われたザコパネ(同じくポーランド)でのアンデシュ・ヤコブセンの優勝以来、ノルウェー・チームはW杯優勝を果たしていない(以降29回試合があったが優勝は無し)。
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昨シーズン、開催国ポーランド勢のトップはピオトル・ジッラで6位だった。他のポーランド選手は、カミル・ストッホが7位、マチェイ・コットが13位だった。
ポーランドは、故郷でのワールドカップ優勝を狙う
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W杯総合首位のカミル・ストッホは、今季ティティゼー=ノイシュタット大会とエンゲルベルク大会で優勝を飾った。もう1勝すれば、これまでの「自己最多ワンシーズンW杯優勝記録」に並ぶことになる。ストッホは2010/11年に3回優勝している。
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ストッホは、自国で行われたW杯の個人戦で2回優勝している(2011年と2012年のザコパネ大会)。同胞のアダム・マリシュ(ポーランド)だけが、唯一ストッホより多く自国での優勝を決めている(4回、全てザコパネ大会)。
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今季のワールドカップで優勝を果たしたポーランド選手は、他にクリストフ・ビーグン(クリンゲンタール大会)とヤン・ジオブロ(エンゲルベルク)がいる。これによって、ポーランドは初めてワンシーズンに違う3人の優勝者を出したことになる。
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これまで唯一、ワールドカップ総合優勝を果たしたことのあるポーランド人が、ヴィスワ出身のアダム・マリシュだ。マリッシュは4回優勝(2000/01年、2001/02年、2002/03年、2006/07年)という記録で、マッチ・ニッカネン(フィンランド)と並んでいる。
初のW杯優勝を飾ったプレフツが参戦
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ペーター・プレフツ(スロベニア)は、タウプリッツ・バートミッテンドルフ(オーストリア)で先週行われたスキーフライング大会で彼にとって初めてのW杯個人戦優勝を飾った。これまでプレフツはスロベニア・チームとして5回、団体優勝している(うち2回がフライング大会)。
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これまでにプレフツがあげたラージヒルでの最高成績は、2012/13年の世界選手権での2位(ストッホが1位)と、今季ジャンプ週間ビショフスホーフェン大会での2位である(1位はオーストリアのトーマス・ディートハルト)。
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プレフツは、W杯2連勝を飾る2番目のスロベニア選手になれるかもしれない。これまでW杯2勝を飾ったことがあるスロベニア人は、プリモジュ・ペテルカだ(1997年1月と1998年3月)。
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プレフツはスロベニアで7人目のワールドカップ個人戦優勝者となった。ペテルカ(15回)とクラニエッツ(5回)に続いてプレフツが、複数回優勝を果たす3人目のスロベニア人になれるかもしれない。
シュリレンツァウアーはニッカネンを越えるのにあと1勝必要だ
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グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)は、今シーズン前半のワールドカップ戦(クーサモ大会とリレハンメル大会)で2回優勝を飾った。
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もしシュリレンツァウアーがヴィスワで優勝できれば、今季3回目の優勝となる。8シーズンに渡り最低3回個人優勝という新記録を立てることができるかもしれない。彼はこれまで、2006/07年から7シーズンにかけてこれを達成している。
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シュリレンツァウアーはこの「W杯7シーズン・個人優勝3回以上」という最高記録をマッチ・ニッカネン(フィンランド)と共有している。ニッカネンは、1981/82年から1987/88年にかけてこの記録を達成した。