フライング大会 ペーター・プレフツがW杯初優勝

作成: 12.01.2014 18:54 / cy

バートミッテンドルフ(オーストリア)で行われたスキーフライング大会2試合目で、スロベニアのペーター・プレフツが初めてのワールドカップ優勝を手にした。昨日(1/11)の試合で2位だった21歳のプレフツは、今日は186.0mと198.0mで369.0ポイントを獲得し、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)と葛西紀明(日本)を抑え1位になった。

シモン・アマン(スイス)は、ファーストラウンドでは他に差をつけトップに立っていたものの、ファイナルで4位となった。

昨日の3位に続き、今日は2位になったシュリレンツァウアーは、186.0mと197.5mで366.9ポイントとなり、再び好調を取り戻しつつあることを証明した。昨日の優勝者、葛西は1.1ポイント差で3位になった。昨日の試合で、W杯史上最年長優勝を飾った葛西は、1回目は180.0mだったが、ファイナルでは201.0mで、この2試合で唯一の200m代を出した。

 

試合後のコメント

 

シモン・アマンは、1回目では約9ポイントも差をつけて首位についていたが、ファイナルで190.0mと伸びず、W杯フライング大会での初優勝をまたしても逃してしまった。

348.4ポイントだったアンダース・ファンネメル(ノルウェー)は今季自己ベストの5位、その2.5ポイント差で6位に入ったヤーン・マトゥラ(チェコ)も自己ベスト成績となった。ユーリ・テペシュが340.9ポイントで7位に入り、スロベニア勢はトップ10に2人入ったことになる。オーストリアのマヌエル・ポッピンガーは、土曜(1/11)の12位から今日の8位へ、W杯自己ベストを更新した。カミル・ストッホ(ポーランド)は9位で、W杯総合トップを辛うじて守った。続く10位にも同じくポーランドのマチェイ・コットが入った。11位はヴォルフガング・ロイツル(オーストリア)、12位はドイツ勢トップのセヴェリン・フロインドで、他のドイツ選手、アンドレアス・ヴェリンガーは19位、マリヌス・クラウスが20位、ミヒャエル・ノイマイアーは23位に終わった。ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデは15位で初めてのW杯ポイントを計上した。スキーフライング世界チャンピョンのロベルト・クラニエッツ(スロベニア)は今回は18位だった。昨日は好調で18位だったマルティン・コッホ(オーストリア)は、今日は28位に終わった。

 

ワールドカップ総合成績では、1位のカミル・ストッホは627ポイントとなり、2位のグレゴア・シュリレンツァウアーが11ポイント差まで迫ってきた。シモン・アマンは608ポイントで3位になった。546ポイントの葛西紀明が4位でペーター・プレフツの前に着いている。6位はノルウェー勢トップのアンダース・バルダル、8位はドイツ勢トップのセヴェリン・フロインドだ。ジャンプ週間総合優勝を果たしたトーマス・ディートハルト(オーストリア)は、今回のフライング大会には出場せず、6試合しか参戦していないものの9位に着いている。

 

ワールドカップは、今週行われるヴィスワとザコパネでのポーランド大会に続くことになる。

 

フライング・バートミッテンドルフ大会第2試合:結果(PDF)