高梨、2連勝!
今週末グランプリ大会を2連勝して高梨沙羅はニジニ・タギルを24時間以内に完全制覇した。前日と同じくコリン・マテル(フランス)が2位、金曜日に4位だったドイツのカタリナ・アルトハウスは3位入賞した。開催国ロシアはファーストラウンド終了時、イリナ・アヴァクモヴァが3位だったが、ファイナルで奇しくも表彰台を逃し、7位に終わった。
世界選手権の混合団体チャンピオンは金曜日に続き、この日の競技も思いのまま操った。2本とも最長飛距離を出したのはコリン・マテル(94.5mと100m)だったが、技術的な強さを見せて高梨は2位に13.7ポイント差で優勝。「この夏一番の週末になった。テイクオフで少し遅れたが、後半で調整出来、満足している。アルマティでも2連勝出来るように頑張りたい。」と試合後に話した。
テレマークに苦戦中のマテルは「昨日のジャンプより良かった。ファイナルでのジャンプはテイクオフが良かったが、着地が良くなかった。沙羅との差を縮めることが出来た。まだ改善の余地があるし、一歩ずつレベルをあげたい。サマーシリーズの前半より良くなっていて、今週末はいい結果を出せて満足している。」と話した。
2位にさらに15ポイント差で3位入賞したのがドイツのカタリナ・アルトハウス。「とても満足している。今日も2本の良いジャンプを見せることが出来た。自分にとって初めての表彰台でとても嬉しい。ここのジャンプ台は自分のテクニックと相性がいいし、トレーニングですでに良い感触があった。月曜日から学校に通うのでアルマティ大会は参戦しない。」と喜びを語った。
1本目で93mを飛び3位と、表彰台を狙える位置につけたアヴァクモヴァだが、ファイナルでは87mと飛距離をのばせなかった。最終的にキアラ・ヘルツル、田中温子、カティア・ポズンに順位を譲り、7位に終わった。
スロベニアのウルシャ・ボガタイ、フィンランドのユリア・キッカネン、ロシアのアナスターシャ・グラディシェバがトップ10に入った。オランダのウェンディ・ヴイックも16位と好成績を残した。イタリアチームは4人がファイナルに残ってチーム的な安定性を見せたものの、結果としては11位、14位、18位、21位と上位成績を残すことは叶わなかった。
アルマティでの最終戦前の総合争いの模様は、高梨が総合1位を325点で2位のコリン・マテルに116点をつけている。カティア・ポズンが166点、カタリナ・アルトハウス156点、イリナ・アヴァクモヴァ134点と続く。
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