ホルメンコーレンで同点優勝
オーストリアのグレゴア・シュリーレンツァウアーとポーランドのピオトル・ツィラがホルメンコーレンで同点優勝をした。3位にはスロベニアのロベルト・クラニエッチが入賞。
グレゴア・シュリーレンツァウアーはファーストラウンド終了時点、134.5mのジャンプで4位だった。ファイナルで135m、トータル270.1ポイントでリード。ツィラは1本目135.5mで3位とW杯初表彰台を狙うにはいい位置につけていた。そしてそのプレッシャーに打ち勝ち、133.5mでシュリーレンツァウアーと同じポイントをスコアした。最終的にクラニエッチとシュトッホは270.1ポイントに及ばず優勝を逃した。ツィラにとってはW杯初優勝、シュリーレンツァウアーは49勝目となった。
3位にはロベルト・クラニエッチが入賞。ファーストラウンドで134mを飛んでトップで折り返したこのスロベニア選手は2本目で126m、トータル266.8ポイントでトップを守りきることができなかった。
ポーランドチーム、絶好調!
ツィラだけではなく、カミル・シュトッホもいいパフォーマンスをみせ、この世界チャンピオンでトロントハイム大会も優勝した選手は132mと121m、260ポイントで4位。マチェイ・コット(11位)、ダヴィッド・クバッキ(20位)とチーム的にもいい結果となった。
チーム的な強さを見せたノルウェー
地元観衆の前でアレクサンダー・シュトックルのノルウェーチームはいいパフォーマンスを見せ、トップ10入りした選手は4人。アンダース・ヤコブセンは128.5mと130.5m、259ポイントと安定した2本のジャンプをそろえて5位。アンダース・バルダルは2本目で挽回して13位から7位まで順位を上げることに成功。139mと最長飛距離を出したトム・ヒルデは9位とアンドレアス・スティルネンは僅差で10位だった。
ドイツにとっては残念な一日となった。トップ10いりしたのはミヒャエル・ノイマイアー(132mと128.5m、253.5ポイント)だけだった。セヴェリン・フロインドが13位、アンドレアス・ヴァンク21位、カール・ガイガー26位がファイナルラウンドに進出したが、アンドレアス・ウェリンガー、リヒャルド・フライタク、ダニー・クエックはファイナルに残れず、W杯総合3位を争っているフライタクにとっては苦い結果となった。
コフラー、W杯ポイントを獲得
グレゴア・シュリーレンツァウアーだけではなくオーストリアチームからヴォルフガング・ロイツルもトップ10入りした。ロイツルは130mと128.5m、254.1ポイントで6位。アンドレアス・コフラーもファイナルラウンドに残り、28位とようやくW杯ポイントをスコアした。この28歳の選手は札幌大会で13位になったのを最後にずっとノーポイントが続いていた。マルティン・コッホもファイナルに残りプラニッツァ前に調子を上げつつある。
日本チームはベテラン、葛西紀明がベストで12位。この40歳選手は128.5mと127m、248.8ポイントと好調さをキープしている。清水礼留飛(18位)、伊東大貴(19位)、竹内択(29位)、小林潤志郎(30位)とW杯ポイントを獲得した。