ジュニア世界選手権団体戦女子、スロベニアチーム圧勝!
ジュニア世界選手権の最後のプログラムで、またハイライトは男女の団体戦である。女子団体戦はスロベニアがフランスとドイツチームに圧勝した。
昨年エルツルム大会で初めて導入され、日本チーム優勝で幕開けした女子団体戦であるが、今年は1009ポイントでスロベニアチームが表彰台の一番上に君臨した。今季W杯でもチーム的に強さを見せて来て、優勝候補だったスロベニアチーム。ウルシャ・ボガタイ(97.5mと95.5m)、エマ・クリネッチ(92mと91.5m)、スペラ・ロゲリ(100mと103m)、カティア・ポズン(94.5mと99.5m)と全員が力強いジャンプを見せ、2位以降に222ポイント差をつけて堂々の優勝。
ファーストラウンド終了時点で2位のフランスチームに120.5ポイント差でトップで、ファイナルで挽回の機会をまったく与えなかった。「自分のジャンプはまだまだだが、チームが今年こんなに高いレベルに達していることを嬉しく思うし、チームメイトを誇りに思う。落ち着いていつも出来ていることをやれば、結果はついてくる、とコーチに言われていた。」とカティア・ポズンは試合後に話した。
787ポイントを獲得したフランスチームは銀メダル。「銀メダルをとれたことが本当に嬉しい。表彰台のチャンスがあるとは少しは思っていたが、現実になるとまだ信じることができない。」とジュリア・クレアは話した。
失格を出したものの銅メダルを獲得したドイツ
ラモーナ・シュトラウブ、パウリン・ヘッスラー、スウェニア・ヴルス、カタリナ・アルトハウスの4名で望んだドイツチームは1本目で規定外のスーツによる失格をうけ、その分総合ポイントに反映されなかった。「最初はパウリンの失格を知らなかったが、ファイナルで一人分のポイントがないまま表彰台のトライするのは自分たちにとってチャレンジだった。とても嬉しい。」とカタリナ・アルトハウスは話した。
ヘンドリクソンと高梨個人は好調
団体戦では風が強い条件だったが、競技はスケジュール通り開始することが出来た。全8チームがエントリーし、4位にはノルウェー、そして日本、ロシア、チェコ、アメリアという順位。日本の小林は1本目でスキー長による失格。高梨は101.5mと97.5mと好調。ヘンドリクソンは個人戦での雪辱を果たし、その日の最長飛距離106mを飛んだ。