ソチを満喫する選手たち
ゴルキスキージャンプセンターにて初めて行われたトレーニングを終え、2014年オリンピック開催地としての第一印象は非常によく、選手たちも当地のコンディションに満足しているようだ。
「他のノーマルヒルとは感触の違う90mのジャンプ台だと思いますが、ロシアとソチが十分に自慢できるジャンプ台でしょう。オリンピックそして今週末のワールドカップを楽しみにしています」とトーマス・モルゲンシュテルン選手はこのジャンプ台にて第一回のジャンプを飛んだ後に語っている。オリンピックチャンピオンとして4タイトルを保持するシモン・アマン選手も満足しており、「運営はよくオーガナイズされていますが、まだまだ工事中の場所が多いようですね。空港から1時間半もの渋滞さえなければ、すべて完璧と言えます。」との感想だった。
去年のワールドカップ総合優勝を果たしたサラ・ヘンドリックソン選手にとっても、他の多くの選手たち同様ロシアは今回初めての経験だ。「わたしにとって新しい国であり、新しい冒険地になります。ここでジャンプできることを楽しみにしています。」多くの選手たちも組織委員会を非常に高く評価している。「運営担当者たちの統制力もすばらしさに感心しています。明日はフェアな試合でいいジャンプをしたいと思っています。」とアンダース・ファンメル選手は話している。「すべてがプロフェッショナルですね。みんなが英語を話し、フレンドリーです。」アビー・ヒュー選手も他の選手同様喜んでいる。
トレーニングと予選の今日、まるで春のような暖かい気候のことが頻繁に話題にあがる。「こんなコンディションには慣れていません。ここソチでは全く冬ではないみたい」とフランスから参加したコリン・マテル選手。トム・ヒルデ選手は非常に気温が低かった先週のフィンランドよりソチの現気候の方がいいと言っている。「クーサモのマイナス15度よりソチの方がずっといい。ジャンプ台に雪があるのが信じられないくらいだ。」