モルゲンシュテルンとフロインドの記者会見

作成: 29.11.2012 20:40 / cy

W杯クウサモ大会の記者会見で上位選手でオーストリア、トーマス・モルゲンシュテルンとドイツ、セヴェリン・フロインドはこの夏シーズン、先週末のリラハンメル大会を振り返って、そしてこのフィンランドでの大会への抱負を語った。

モルゲンシュテルンはこのクウサモにW杯リーダーとして参戦、開幕に満足している理由は充分あるだろう。「リラハンメルは本当に良かった。先週の月曜日と火曜日は風が強かったためにトレーニング状況が非常に難しかった。しかし2戦とも風やその他の影響もなく本当に高いレベルだった。クウサモでの試合が楽しみだ。」と語った。

 

26歳のこの選手は夏にジャンプだけに集中しなかったにも関わらず、逆に言えば、それだからこそ素晴らしいシーズンスタートを切ることに成功した。「”KULM400”というリレーに参加して最終走者としてフライングヒル100mを駆け上がったり、ヘリコプターのライセンスを取得したり、またオーストリアの最高峰に登った。」「もちろんジャンプの調整もうまくやった。」とこのような体験をしながらもジャンプのことは忘れなかった。

 

トーマス・モルゲンシュテルンはオフィシャルトレーニングと予選には出場しない予定。「水曜日に良いトレーニングが出来た。クウサモでは普通じゃないくらい、風も全くなかった。今日はオフをとって金曜と土曜の大会に集中する。」

 

セヴェリン・フロインドはリラハンメル2戦目でトップの結果が出なかったにも関わらず、やはりシーズン最初の個人戦優勝したことによりこのW杯2週末目もポジティブに捉えられる。「ジャンプはその日の調子で決まる。最高の調子でなければ優勝、または上位5番やトップ10に入れない。昨年は26位とか27位だったことを考えるとノーマルでは自分としては本当にいい結果が出せた。ラージは昨年2位だったので、きっと最初から自分でいい結果がでると思ってしまったのだろう。結局試合ではベストを出せず16位に終わったが総合的にみて良い週末だった。」

 

この春に背中の怪我を手術しなければならなかったが、現在は全く問題なし。「痛みは全くなく、問題なくトレーニングできる。手術のあとジャンプトレーニングを開始するまで充分な時間を取った。背中を鍛え、シーズン中には普通しないトレーニングをした。それが良かったのだと思う。クウサモはとにかく特別な大会だけれど、このジャンプ台もここで飛ぶのもとても好きだ。」とフロインドはここでの試合を喜んだ。