W杯男子オーバーストドルフ大会 フォアファングが予選1位
今シーズン最初のスキーフライング戦が行われる男子オーバーストドルフ大会(ドイツ)で、1月24日(金)に予選が開催され、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングが1位になった。
0.1点という僅差でスロベニアのドーメン・プレウツが2位に続き、3位にはオーストリアのミヒャエル・ハイボックが入った。
日本の小林陵侑は4位だった。
ドイツ勢のトップは9位のカール・ガイガーだった。
ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングは、オーバーストドルフ・スキーフライング戦のタイミングに合わせてトップフォームに調整してきた。
フォアファングは236mの素晴らしい飛翔でトップに立ち、予選1位に贈られる5千スイスフランの賞金を手にした。
フォアファングは目を見張る飛翔の後、着地時に転倒するのをアクロバティックに防いだが、減点は免れなかった。それでも予選1位を決め、「やっと良い調子になった。ザコパネでは予選首位を惜しくも逃してしまったけど、ようやく達成できた。今日のジャンプは、ものすごい高さがが出ていて怖いぐらいだったから、思ったより早く着地態勢に入らなくてはだった。こんなジャンプができるのは、もちろんスゴイことで、ただただ楽しい」、と喜んだ。
2位になったスロベニアのスーパーフライヤー ドーメン・プレウツ、3位のミヒャエル・ハイボック(オーストリア)、そして4位に入ったスーパースター 小林陵侑も、明日25日(土)の本戦に優勝候補として参戦することになる。
予選5位はマキシミリアン・オルトナー(オーストリア)、アンツェ・ラニセク(スロベニア)は6位だった。
ダニエル・チョフェーニックとシュテファン・クラフトが7・8位に並び(共にオーストリア)、カール・ガイガー(ドイツ)が9位、そしてオーストリアのマヌエル・フェットナーが今日のトップテンを締めくくった。
日本チームは 4位の小林陵侑の他に、中村直幹が18位、二階堂蓮が20位、佐藤慧一が32位に入った。
小林朔太郎は41位、小林潤志郎は44位で、惜しくも上位40名による本戦へ進めなかった。
オーストリアチームからは、トップテンに6名もの選手が入り、またも素晴らしい団体成績をおさめた。
しかし、オーバーストドルフ戦では、ヨハン=アンドレ・フォアファングとドーメン・プレウツの強さを考えると、優勝を巡る闘いは厳しいものになりそうだ。
週末に開催されるオーバーストドルフ・フライングヒル本戦が、手に汗握る試合になるのは間違いない。
土曜の第1戦は16:30(日本時間 翌0:30)、日曜の第2戦は16:00(日本時間 翌0:00)からスタートする予定だ。
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。