W杯女子エンゲルベルク第2戦 悪天候でキャンセルに

作成: 22.12.2024 14:26 / hn

ワールドカップ・エンゲルベルク大会(スイス)で12月22日(日)に女子個人第2戦が行われたが、ファーストラウンドの終盤で中止を余儀なくされた。

ティトリス・ジャンプ台(ヒルサイズ140m)で行われていたラージヒル戦だったが、審判団がキャンセルの決定をした時点でまだ7人の選手が1本目の出番を待っている状況だった。 

前日(12月21日)の時点ですでに悪天候になるとの予報が出ており、日曜の試合の予選が中止となることが決まっていた。


開始時間が遅れたものの全55名の選手によるファーストラウンドが始められた。しかしその後も突風や激しい降雪のため遅延や待ち時間を何度も挟まなくてはならなかった。


最終的に途中までしかできなかった1本目にほとんど2時間かかった。最後はものすごい降雪で全員が1本目を飛ぶことがかなわなかった。

今季最初の試合中止についてドイツのヘッドコーチ、ハインツ・クッティンは、「この中止の決断はしごく正しいものだ。ジャンプ台の職員もジュリーもできることは全てやった。とにかく一番大事なのは安全性。このラウンド中の前線の様子と向かい風の感じでは、これから飛ぶ予定だった選手にフェアな条件は望めなかったと思う」と、コメントした。

土曜(12月21日)に行われた女子エンゲルベルク第1戦ではスロベニアのニカ・プレウツが優勝、 2位はドイツのカタリーナ・アルトハウス、3位にノルウェーのテア=ミンヤン・ビョルセッツが続いていた。

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。