W杯女子ヒンツェンバッハ第1戦 オーストリアが1位・2位

作成: 24.02.2024 20:11 / hn

ワールドカップ女子ヒンツェンバッハ大会(オーストリア)で、2月24日(土)に第1戦が開催され、オーストリア勢が1位・2位を独占した。エヴァ・ピンケルニッヒは88.5mと今日の最長飛距離となった92mのジャンプで合計243.1ポイントを獲得して優勝した。ジャックリーン・ザイフリーツベルガーは88mと87mのジャンプで240.2ポイントをマークして2位に続いた。
世界選手権金三冠のカタリーナ・シュミドが85.5mと89mで238ポイントとなり、3位入賞を果たした。

ワールドカップ(W杯)通算13勝目となったエヴァ・ピンケルニッヒは、「今日の成功がものすごく嬉しい。自分たちのパフォーマンスにとても誇りを持っている。ジャックリーン(ザイフリーツベルガー)がこんなにスゴイ伸びを見せたのも嬉しい。彼女と一緒にホームゲームで1位・2位に並べるなんて、とにかく素敵なこと。明日の試合でも全力で向かっていくだけ」と、引き続き意欲的だ。

 

ジャックリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)は、「今日一日で2本のトレーニングジャンプと、予選の1本、そして本戦の2本で合計5本のジャンプがあったけど、私達はその全部をうまく飛ぶことができた。そして最後に2位入賞できてものすごくハッピー。ヒンツェンバッハの大会組織チームは、温暖な気温にも関わらず、素晴らしい条件で試合ができるようにしてくれて、これ位以上無いものを用意してくれた。心から感謝の気持ちを伝えたい」と、コメントした。

 

カタリーナ・シュミド(ドイツ)は、「また表彰台に上がることができて、とても嬉しい。2本目は本当にすごくうまくいった。チームとてしてもとても満足いく結果が出せた。このヒンツェンバッハのジャンプ台が大好き」と、今日の好成績を喜んだ。

 

現在W杯総合首位のニカ・プレウツ(スロベニア)は今日は4位となり、総合優勝へさらなる一歩を進めた。

ヒンツェンバッハ第1戦を終えた現時点で、ニカ・プレウツは合計999ポイントで、総合2位の伊藤有希が797ポイント、今日の勝者エヴァ・ピンケルニッヒが771ポイントで3位に続いている。

今季のジャンプ女子はまだ8試合あり、総合優勝のクリスタルトロフィーを誰が手にすることになるかはまだ分からない

 

アレクサンドリア・ルティートはカナダ勢のトップで5位だった。同胞のアビゲイル・ストレートは、脛の疲労骨折で欠場しているが、RAW AIRノルウェーツアーまでには復帰する意向だ。

フランスのジョゼフィーヌ・パニエは6位となり、4試合ぶりのトップテン入りを果たした。

 

ドイツは、3位のカタリーナ・シュミドの他にもアンナ・ループレヒトが7位、セリーナ・フライタークが9位に入り、今シーズン最高の団体成績となった。

 

日本チームは伊藤有希が10位でトップ、高梨沙羅が12位、丸山希が20位、勢籐優香がドイツのルイザ・ゴルリッヒと同点で21位に続いた。

 

全リザルト

W杯女子ヒンツェンバッハ第2戦は、2月25日(日)13:45(日本時間21:45)から開催される予定となっている。

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。