フライング世界選手権 前半ザイツが首位

作成: 26.01.2024 18:44 / hn

2024年スキーフライング世界選手権バート・ミッテルンドルフ大会(オーストリア)で1月26日(金)、全4回で勝敗が決まる個人戦の前半2回が行われ、スロベニアのティミ・ザイツが首位につけた。

ヒルサイズ235mのクルム・フライングヒルで、ザイツは228.5mと227mの飛翔で435.8ポイントを獲得して前半1位で折り返す。2位はオーストリアのシュテファン・クラフト、3位はノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングだった。  ドイツアンドレアス・ヴェリンガーは4位で、まだまだ期待が持てる。日本の小林陵侑は13位で後半に臨む。

フライング世界選手権の個人戦、前半はティミ・ザイツが圧倒的な強さを見せた。ザイツの好成績はいささか意外だったが、26日(金)の朝に行われた公式練習でも堂々のパフォーマンスを見せていた。
23歳のザイツは今日の2ラウンドとも最高点をマークして、優勝最有力候補のシュテファン・クラフト(オーストリア)に12.3点差をつけた。


クラフトに4.8点差でヨハン=アンドレ・フォアファングがノルウェーのトップとして3位に続いた。そのわずか0.5点差でアンドレアス・ヴェリンガーが4位について上々のスタートを切った。

ロヴロ・コス(スロベニア)は予想以上の健闘で5位につけた。

ポーランドチームからは、ベテランのピオトル・ジワが6位、アレクサンダー・ツニショルが9位に入り強豪の矜持を保った。

フィンランドのニコ・キュトサホは7位で好成績となり、ノルウェーのロビン・ペデルセンも納得のパフォーマンスを見せて11位で折り返す。

 

優勝候補の一人小林陵侑は今日は13位に甘んじた。小林潤志郎は21位、二階堂蓮は30位だった。中村直幹は34位で、上位30名による2回目以降に惜しくも進めなかった。

 

アメリカの18歳テイト・フランツはスキーフライング初参戦で23位となり、チームとファンを喜ばせた。

フライング世界選手権 個人戦前半(2ラウンド):リザルト

個人戦の後半2ラウンドは、1月27日(土)14:00(日本時間22:00)から開催される予定だ。

後半の2回が終わった暁には、スキーフライング世界選手権の新王者が決定する。

 
28日(日)には団体戦が予定されている。

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。