W杯女子フィラッハ第2戦 ニカ・プレウツ連勝
1月4日(木)、ワールドカップ女子フィラッハ大会(オーストリア)で第2戦が行われ、スロベニアのニカ・プレウツが94.5mと95mのジャンプで計275.6ポイントを獲得して連勝を遂げ、W杯通算4勝目を挙げた。2位も前日の第1戦と同じくオーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒだった。ピンケルニッヒは94.5mと91.5mで計255.3ポイントとなり、プレウツには20.3点も差を広げられた。スロベニアからはニカ・クリツナー(91.5mと94m、計251.8ポイント)も3位に入り表彰台入りを果たした。
フィラッハで2連勝を飾ったニカ・プレウツは、「優勝は気持ちの良いもの。現時点では勝つのがかなり簡単に思える。とにかくジャンプを満喫している。この上なく嬉しい。自分の成績にとても満足している。今は感情を落ち着かせなくては。これからもこの調子でやっていきたい」と、喜びを伝えた。
オーストリアチームは圧倒的な強さを見せた。2位のピンケルニッヒの他にも、リサ・エダーは今季自己最高の4位入賞を果たし、ジャックリーン・ザイフリーツベルガーとマリタ・クラマーも6位と9位でトップテン入りとなった。
日本勢のトップは今回も伊藤有希で5位だった。高梨沙羅は11位、勢籐優香が17位、丸山希は26位に入った。一戸くる実はドイツのパオリーネ・ヘッスラーと同点で32位となり、上位30人による2本目に進めなかった。
カナダチームのトップは今日はアレクサンドリア・ルティートで7位だった。
W杯女子総合2位のジョゼフィーヌ・パニエ(フランス)は、手堅く8位につけた。
ドイツはアンナ・ループレヒトが10位でトップ、セリーナ・フライタークが15位、ルイザ・ゴルリッヒが22位、ユリアーネ・サイファートは25位だった。
前日転倒したアグネス・ライシュは、膝の検査のため参戦しなかった。
ワールドカップ(W杯)女子の試合は、1月13日からの日本シリーズ(札幌大会と蔵王大会)へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。