世界選手権 女子NH団体戦 ドイツ、日本5位
ノルディックスキー世界選手権プラニツァ大会(スロベニア)で2月25日(土)に、女子ノーマルヒル団体戦が行われ、カタリーナ・アルトハウスを擁するドイツチームが金メダルをとった。銀はオーストリア、銅はノルウェーだった。日本は5位だった。
プラニツァ・ノーマルヒルでの今日の試合は、スリリングな接戦となった。1回目が終わった時点で首位のドイツと5位の日本との差はわずか12.3点差だった。4本のジャンプが終わった時点で、5カ国にまだメダルのチャンスがあった。2回目(ファイナルラウンド)の各グループが終わるごとにドイツチームの安定した強さが際立ち、何よりドイツにはノーマルヒル個人戦で金メダリストになったばかりのカタリーナ・アルトハウスがいた。
木曜(2/23)にカタリーナ・アルトハウスは自己初の金メダル獲得を祝った。そして土曜(2/25)には2個目の金を手にした。ドイツチームは、新世界王者となったアルトハウスと、アンナ・ループレヒト、ルイザ・ゴルリッヒ、そしてセリーナ・フライタークの4人で安定した強い成績を収めた。
ループレヒトもフライタークも各グループの最高点を収め、アルトハウスは素晴らしいジャンプでドイツチームの強さをさらに証明した。最終的にドイツチームはオーストリアに12.7点差、ノルウェーに15.2点差で勝利を掴んだ。
オーストリア(キャラ・クロイツァー、ユリア・ミュールバッハー、ジャックリーン・ザイフリーツベルガー、エヴァ・ピンケルニッヒ)とノルウェー(マーレン・ルンビュ、アイリン=マリア・クヴァンダル、テア=ミンヤン・ビョルセッツ、アンナ=オディーヌ・ストローム)の銀メダルをめぐる闘いも熾烈だった。
全8本のうちの7本目が終わった時点ではノルウェーが2位につけていた。しかしアンナ=オディーヌ・ストロームが95mとなり、オーストリアのピンケルニッヒが出した98mにはかなわなかった。
開催国スロベニアはメダルに9.5点足りず4位となった。
今日の試合では、日本チームの4人の中に高梨沙羅は含まれていなかった。高梨が金曜(2/24)の公式トレーニングでひどく転倒したためだ。
それでも、丸山希、勢籐優花、宮嶋林湖、伊藤有希の4人はほとんど最後まで表彰台に届きそうな健闘を見せたが、最終的に5位となった。
カナダはアビゲイル・ストレートと特にアレクサンドリア・ルーティトが素晴らしいパフォーマンスを見せ6位に入った。
フランスが7位、中国が8位だった。
合計10カ国のチームが今日の女子団体戦に参戦した。ポーランドとアメリカは、上位8チームによる最終ラウンドに進めなかった。
2月26日(日)には男女混合団体戦が予定されており、来週はラージヒルに舞台を移して試合が行われることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。