女子蔵王第1戦 カナダ勢が初のW杯勝利
1月13日(金)、ワールドカップ女子蔵王大会(山形)の第1戦が行われ、カナダのアレクサンドリア・ルーティトが98.5mと95mのジャンプで240.3ポイントを獲得して優勝した。19歳のルーティトは、カナダ女子ジャンプ史上初のワールドカップ優勝という快挙を飾ったことになる。
2・3位はエヴァ・ピンケルニッヒ(93.5mと94.5m、計231.8ポイント)とキャラ・クロイツァー(2本とも92.5m、計228.6ポイント)で表彰台に二人オーストリア勢が並んだ。クロイツァーにとっては今シーズン自己ベスト、そして2020年3月のリレハンメル戦以来の表彰台入りとなった。
ドイツのセリーナ・フライタークは1本目ではまだ3位につけていたものの、2本目ではキャラ・クロイツァーに越されてしまったが、4位でもドイツ勢のトップだった。カタリーナ・アルトハウス(ドイツ)は2本目で好ジャンプを決めて、ノルウェー勢トップのアンナ=オディーヌ・ストロームと同点で6位となった。フライタークとアルトハウスの間の5位には、スロベニア勢トップのニカ・クリツナーが入った。
トップテンを締めくくったのは日本チームの3人だった。同じく今シーズン自己ベストを出した丸山希が8位、9位に高梨沙羅、10位に勢籐優花が並んだ。
伊藤有希が15位、中山和(なごみ)が23位、一戸くる実が25位に入った。
岩佐明香(はるか)は32位、宮嶋林湖は40位だった。
オーストリアのマリタ・クラマーが16位、ドイツの二人パオリーネ・ヘスラーとルイザ・ゴルリッヒは18位と20になった。
初めてのワールドカップ(W杯)ポイント獲得を達成したのは、23位だった中山和と、25位だった一戸くる実の日本勢二人だった。
Qi Liuは29位で中国に初めてのW杯ポイントを加算した。
ドイツのアンナ・ループレヒトは、2本目でスーツが規定より大きいとされ失格となり、トップ10入りを逃した。
スキージャンプ女子は明日1月14日(土)、蔵王大会スーパーチームイベントへと続く。
トライアルラウンドは8:00(日本時間 16:00)から、本戦は9:00(日本時間17:00)からスタートする予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。