男女混合団体戦 オーストリア優勝、日本5位

作成: 10.12.2022 17:17 / ac
1
Österreich
985.9
2
Norwegen
959.2
3
Deutschland
954.1

ワールドカップ・ティティゼー=ノイシュタット大会(ドイツ)で12月10日(土)、ハイレベルな男女混合団体戦が行われ、オーストリアチームが優勝した。 オーストリアは、マリタ・クラマーミヒャエル・ハイボックエヴァ・ピンケルニッヒシュテファン・クラフトのチーム編成で、ノルウェーを2位に、ドイツを3位に抑えた。

シュテファン・クラフトは、「今日は8本の良いジャンプを揃える必要があった。安定して強いことが、いつも団体戦の鍵になる。僕らは8本の安定したジャンプを収めた。例外はなくて、多分全員が130mを超えるジャンプを出した。それが今日の勝因だったと思う。ブロワー隊(助走路の整備員)の皆さんは素晴らしかった。アプローチ(助走路)の最初の2〜3mは昨日より少しスピードが出ない感じだったけど、ジャンプ台は完璧な状態だった。やっと観客が入ることができるようになって嬉しい。これまでの約2年間、観客なしで飛んできたけど、スキージャンプにはとにかく観客が必要」と、話した

ノルウェーの若手ベンディック=ヤコブセン・ヘッグリは金曜に開催された個人戦で好成績を収め団体戦への参戦を果たし、「今日は本当に良かった。僕の1本目はまずまずだったし、2本目はすごくうまくいった。時々雪が強くなったとは言え、天候条件も良かった。助走路でのブロワー隊の仕事は見事だった」と、話した。他にノルウェーチームからはアンナ=オディーヌ・ストロームシリエ・オプセッツハウヴォル=エグナー・グランルードが出場した。

 

ドイツチームのカタリーナ・アルトハウスは、「私達はみんな良いジャンプを見せることができたし、ずっと落ち着いていられた。やっとジャンプ台に観客が集まれるようになって、とっても嬉しい。今日の観客の応援はまた素晴らしかった」と、喜んだ。

ドイツチームはアルトハウスの他にセリーナ・フライタークカール・ガイガーコンスタンティン・シュミットが参戦してノルウェーチームにわずか5.1点差で3位となった。


4位はスロベニアチームだった。昨冬のスロベニア勢は圧倒的な強さだったが、今日は勝者に65.9点もの以外に大きな差を開けられた。

 

日本は、伊藤有希、小林陵侑、高梨沙羅、中村直幹のチーム編成で5位となった。

イタリアが6位、ポーランドが7位、フィンランドが8位だった。

個人成績でみると、男子ではハウヴォル=エグナー・グランルードがトップ、女子はカタリーナ・アルトハウスが最高得点を出した。

 

ワールドカップ(W杯)ティティゼー=ノイシュタット大会は、12月11日(日)の個人戦へと続く。

まずは女子個人戦が12:15(日本時間20:15)から、男子個人戦は15:45(日本時間23:45)からスタートする予定だ。

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。