女子サマーグランプリ最終戦 ボガタイが優勝
作成: 02.10.2022 13:26
/ hn
2022年 FIS(国際スキー連盟)女子ジャンプ・サマーグランプリの最終戦で、スロベニアのウルサ・ボガタイが鮮やかな勝利を飾った。27歳のボガタイは、チームメイトのエマ・クリネッチとドイツのセリーナ・フライタークに圧倒的な差をつけて優勝した。日本の伊藤有希は4位だった。
2022年夏シーズンを締めくくる試合でもスロベニアは強さをみせつけた。
ウルサ・ボガタイとエマ・クリネッチが1位・2位につけ、ボガタイはグランプリ総合優勝も勝ち取り、総合2位もスロベニアのニカ・クリツナーだった。クリツナーは怪我のためクリンゲンタール大会には参戦しなかった。
スイスのエメリー・トロッツァが大転倒
スタートナンバー14番のエメリー・トロッツァ(スイス、17歳)が、サッツの後にコントロールを失い45m地点の斜面に大転倒した。アウトランで数分の応急処置を受けた後に、トロッツァは救急搬送された。詳しい診断はまだ伝えられていない。
ボガタイ グランプリ総合タイトルを防衛
2022年FISサマーグランプリの総合優勝は大差をつけてウルサ・ボガタイに決まった。2021年夏季も総合優勝を挙げたボガタイは2連勝を果たした。
この後、ジャンプ女子にとっては、11月5〜6日にポーランド・ヴィスワで開幕となるワールドカップシーズンへの準備期間となる。
2022/23冬シーズンはサッカーのワールドカップの影響で、いつになく早い開幕となるが、FISスキージャンプ・ワールドカップとしては初めてプラスチックマット上で競技が行われることになっている。
ヴィスワ大会では、スタートは氷の助走路が用意され、着地は夏季と同じくプラスチックマット(人工芝)が使用される。これは11月初頭に人工雪を用意するエネルギーとコストを抑えるためだ。
それ以降の冬季の試合は、通常通り雪上で開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。