W杯女子最終戦 スロベニア勢が表彰台独占、クラマーが総合V
作成: 13.03.2022 21:47
/ hn
今週末のスキージャンプ大会はスロベニア勢が主役だった。スロベニア男子チームがスキーフライング世界選手権ヴィケルスン大会(ノルウェー)の団体戦で金メダルに輝き、ドイツ、オーバーホーフでの女子ワールドカップ・シーズン閉幕戦ではスロベニア女子が1位から3位までを独占して圧倒的な強さを見せた。ウルサ・ボガタイが優勝、2位はニカ・クリツナー、3位はエマ・クリネッチだった。
女子スキージャンプ史上、スロベニア勢3人が表彰台を独占したのは初めてだった。
上位3人に続く4位にはマリタ・クラマー(オーストリア)が、5位にはカタリーナ・アルトハウス(ドイツ)が続き、スペラ・ロゲリ(スロベニア)は6位だった。
日本チームからは、高梨沙羅が7位、伊藤有希がオーストリアのジャックリーン・ザイフリーツベルガーと同点で14位、勢藤優花が22位、岩渕香里が28位に入った。岩佐明香は34位だった。
ウルサ・ボガタイは、今日の勝利でワールドカップ(W杯)個人総合3位入賞も果たした。チームメイトで昨季の個人総合女王ニカ・クリツナーは2位となった。
高梨沙羅は総合5位、伊藤有希は8位、岩渕香里が19位、勢藤優花が21位となった。
国別得点(ネーションズカップ)でもスロベニアが4,012ポイントで圧倒的勝利を決め、2位はオーストリア、3位に日本が続いた。
輝ける2022年W杯女子総合優勝者となったのはオーストリアのマリタ・クラマーだった。
クラマーは、「W杯総合優勝を果たせて、この以上ない締めくくりとなった。今シーズンの最初からそれが目標だったから、うまくやったと思う。シーズン最後は思うような成績を収められなかったけど、総合優勝のクリスタルトロフィーは私の夢であり目標だったから、肩の荷がおりた」と、話した。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。