W杯女子リレハンメル第2戦 クラマーV、高梨4位・伊藤5位

作成: 03.03.2022 22:22 / sk

3月3日(木)、国際スキー連盟(FIS)ワールドカップ女子リレハンメル大会(ノルウェー)で2試合目の個人戦が行われ、オーストリアのマリタ・クラマーが優勝した。ワールドカップ総合首位につけているクラマーは、スロベニアの2人、ニカ・クリツナーとウルサ・ボガタイを抑えた。前日の勝者、高梨沙羅は今日は4位だった。伊藤有希は5位に並んだ。

今日のリレハンメル大会では女子の試合に先駆けて男子個人戦が行われ、そこでもオーストリアのシュテファン・クラフトが優勝し、その3時間後にまたオーストリア女子の勝利を祝うことになった。

マリタ・クラマーはスロベニアのニカ・クリツナーに1点差で勝利を決め、「今日はかなりの接戦だった。昨日は4位だったから、今日は僅差ながら勝つことができて、とても嬉しい。ここ数週間は私にとって厳しいものだったけど、また戻ってくることができて、もの凄く嬉しい」と、 喜んだ。クラマーはメダル候補と見られながらも、新型コロナウィルスに感染したため、北京オリンピックに参戦することができなかった。

 

現在マリタ・クラマーはワールドカップ(W杯)女子個人総合で1,145ポイントをマークして首位、2位はニカ・クリツナー(901ポイント)、ウルサ・ボガタイ(821ポイント)が3位に続いている。

 

ニカ・クリツナーは前日同様、好パフォーマンスを見せて2位につけた。「RAW AIRノルウェーツアー」総合成績では、予定されている全8本のうちの4本のジャンプが終わった現時点で、ニカ・クリツナーがチームメイトのウルサ・ボガタイに19.8点差で首位につけている。現在RAW AIR3位の高梨沙羅とクリツナーの差は30.1点となっている。

 

クリツナーは、「今日の自分の成績に満足している。技術面でみるとジャンプは綺麗ではなかったけれど、今日の着地は昨日より上手くいった。特にウルサ(ボガタイ)と一緒に表彰台に上がることができて、とても嬉しい」と、話した。

 

3位のウルサ・ボガタイに続いて、日本の高梨沙羅と伊藤有希が4位・5位に並んだ。

ノルウェーチームのトップはテア=ミンヤン・ビョルセッツで6位だった。

新型コロナウィルス感染を乗り越えて復帰したカタリーナ・アルトハウスは10位で、ドイツ勢のトップだった。同じくコロナ感染後、今日の試合で復帰したユリアーネ・サイファートはスーツが規定外とされて失格となった。

 

日本チームからは、高梨と伊藤の他にも、岩渕香里が24位、勢藤優花が27位、岩佐明香(はるか)が29位に入った。

 

ジャンプ女子は、早くも明日3月4日(金)にはオスロに舞台を移し、W杯男女混合団体戦に参加する。

更に5日(土)と6日(日)には、それぞれ個人戦が予定されており、両試合ともプロローグを含めてRAW AIR総合得点に加算される。

 

女子リレハンメル第2戦

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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。