W杯女子 マリタ・クラマーが4連勝!高梨4位

作成: 17.12.2021 19:07 / hn

12月17日(金)、女子ワールドカップのクリスマス前最後の試合がオーストリアのラムザウで開催され、20歳のマリタ・クラマー(オーストリア)が優勝した。2位はカタリーナ・アルトハウス(ドイツ)、3位はスロベニアのウルサ・ボガタイだった。

ワールドカップ(W杯)通算13勝目、4試合連続優勝を飾ったクラマーは、「今日優勝できて嬉しいけど、ジャンプは最高の出来とは言えなかった。それでも一番上に立たせてもらうことができて良い感触。特に自国オーストリアで優勝できたから、今日の結果にとても満足している。これから少しトレーニングする時間が取れるから、ジャンプをもっと安定させられるようにできたらと思っている」と、更なる意欲を見せた。

 

クラマーは最近の3試合、ノルウェーのリレハンメル戦とドイツ・クリンゲンタール大会の2試合でも優勝しており、総合成績で現在630点と、2位のカタリーナ・アルトハウス(461点)に169点もの差をつけて、余裕を持ってクリスマス休暇に入ることができる。
 
2位のカタリーナ・アルトハウスも試合後には満足そうな様子を見せ、「実はこのジャンプ台はあまり得意ではないのだけど、今日また表彰台に上がることができてすごく嬉しい。ジャンプはうまくいったし、2位に入れて良かった」と、話した。
 
サマーグランプリで総合優勝を飾ったスロベニアのウルサ・ボガタイは3位となり、「今日は追い風がかなり強くて、ゲートも低くて難しい試合だった。3位に入れてとても満足している」と、インタビューに応じた。
 
ボガタイにわずか2点差で日本の高梨沙羅が4位に続いた。
5位・6位にはスロベニアのエマ・クリネッチとニカ・クリツナーが並んだ。
 
ノルウェー勢のトップは驚きの活躍を見せたテア=ミンヤン・ビョルセッツで9位、シルイェ・オプセッツは14位だった。
 
日本からは他に勢藤優花が10位、岩渕香里が28位に入り、伊藤有希は38位だった。

ワールドカップ女子は、初めての開催となるスロベニア・リュブノでの大晦日ツアーが12月31日と新年・元旦に行われる予定となっている。
 
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。