W杯女子ラムザウ クラマーが予選1位、高梨2位

作成: 16.12.2021 18:20 / hn

12月16日(木)、ワールドカップ女子ラムザウ大会(オーストリア)の予選が行われ、オーストリアのマリタ・クラマーが堂々の1位になった。2位は日本の高梨沙羅、3位はスロベニアのウルサ・ボガタイだった。

マリタ・クラマーは、2021/21シーズンのスキージャンプ女子ワールドカップを代表する選手と言って良いだろう。 ワールドカップ(W杯)女子総合成績 トップのクラマー(530点)は、1試合だけが予定されているW杯ラムザウ大会の予選で、再び圧倒的な強さを見せた。


オランダにルーツを持つオーストリア人のクラマーは現在、向かうところ敵なしだ。ラムザウの予選で、20歳のクラマーは今日の最長飛距離となった94mのジャンプで141.8ポイントを獲得して、今日は2位となったW杯最多優勝記録保持者(通算60勝)の高梨沙羅に約8点もの差をつけた。高梨は91.5mで133.9ポイントとなった。

 

ヒルサイズ98mのラムザウ・ジャンプ台でクラマーは既に昨年のW杯で優勝しており、「最初のトレーニングジャンプで、すぐに良い感触を得られたからトレーニング2本目は飛ばなかった。予選ではテイクオフの時にちょっとミスしてしまったけど、それでもなんとかうまくできた。明日の試合を楽しみにしている。なるべく力まないように臨んだら、結果はついてくると思う」と、話した。

 

今日の3位・4位はウルサ・ボガタイとニカ・クリツナーのスロベニア勢が続いた。
ドイツ勢トップのカタリーナ・アルトハウスは5位だった。
 
世界選手権王者のエマ・クリネッチ(スロベニア)が6位、オーストリアの二人、エヴァ・ピンケルニッヒとダニエラ=イラシュコ・シュトルツが7位・8位に続いた。
 
日本チームからは、2位の高梨の他に、伊藤有希が19位、勢藤優花が30位、岩渕香里が33位に入った。岩佐明香(はるか)は53位で、上位50人による本戦進出を果たせなかった。
 
 
W杯女子ラムザウ大会の本戦は、12月17日(金)15:30(日本時間23:30)から開催される予定だ。
 
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。