大ジャンプ続出のヴィリンゲン予選でポーランドのステカラ1位
本来であれば2万人の観客が大盛り上がりとなる見せ場が続出したが、今回ヴィリンゲンのミューレンコップフジャンプ競技場では来場が禁止されており、この一大スペクタクルも無観客で行われた。
今日のヴィリンゲン・ミューレンコップフ・ジャンプ台では、軽く向かい風が吹いており、目にも鮮やかな飛距離合戦が繰り広げられた。
既に公式トレーニング1本目でアンジェイ・ステカラは150mのジャンプを出しており、ステカラがこの台にものすごく合っているということと、かなりの大ジャンプが可能な風の条件であることを示していた。
今日の終わりにはアンジェイ・ステカラが自己初の予選1位を決めて、賞金を手にした。しかしポーランドの新顔ステカラは、この数週間どんどん強さををみせており、今日の成功は偶然ではなかった。更に、このミューレンコップフ・ジャンプ台は「小さなフライングヒル」と言ってもよく、ステカラのスタイルにかなり合致したのようだ。
予選2位は現在ワールドカップ総合首位のハルヴォア=エグナー・グラネルード(ノルウェー、139.5m)、3位はドイツのマルクス・アイゼンビッヒラー(142m)だった。
今日の勝者ステカラとともに、153mのジャンプで新ヒルレコードを立てたクレメンス・ムランカも5位、ピオトル・ジーワが6位、ダヴィド・クバツキーが7位に入り、ポーランドチームはかなり強い団体成績となった。カミル・ストッフは29位だった。
オーストリア勢のトップだったのはヤン・ホアルで8位、スイス勢のトップはグレゴア・デシュヴァンデンで納得の9位となった。
日本からは、佐藤幸椰が10位、小林陵侑が16位、佐藤慧一が19位、中村直幹が31位、伊東大貴が44位で本戦進出を決めた。
これで、当大会の総合成績で決まる「ヴィリンゲン6」は、ステカラが135.9ポイントで首位のスタートとなった。
ヴィリンゲン大会では個人戦2試合が予定されており、第1戦は1月30日(土)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される。
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。