この夏唯一の女子グランプリでクリツナーがV
作成: 15.08.2020 12:29
/ hn
FIS(国際スキー連盟)スキージャンプ女子サマーグランプリで、この夏唯一となる試合が8月15日(土)にチェコ・フレンシュタットで開催された。優勝候補と目されていたスロベニアのニカ・クリツナー(20歳)が優勝、2位はオーストリアのマリタ・クラマー、3位はスロベニアのエマ・クリネッチだった。
クリツナーは97.5mと97mのジャンプで合計221.9ポイントを獲得して、最終的に2位のマリタ・クラマー(95m、93m、計191.2ポイント)に30.7ポイントもの差をつけた。
マーレン・ルンビュや高梨沙羅を擁するノルウェーや日本などのトップチームが、新型コロナウィルス予防対策のための入国制限で参戦できなかったことを別にしても、クリツナーはライバル達に実力のほどをはっきりと見せつけた。
昨シーズンのワールドカップ総合7位となったクリツナーは、2019年のグランプリ・フレンシュタット大会でも優勝しており、ポーランドへの国境近くに位置するこのジャンプ台(ヒルサイズ106m)との相性は抜群なようだ。
スロベニアはエマ・クリネッチも3位に入り、堂々の団体成績を収めた。
フランスチームも、ジュリア・クレアとジョセフィーヌ・パニエが4位と5位に続き、上々のチーム成績を喜んだ。
キンガ・ライダはポーランド勢のトップで6位だった。
ドイツチームからは、アグネス・ライシュとパオリーネ・ヘッスラーが参戦し、12位と17位に入った。
引き続き、出入国制限を設ける国が多いため、今回の試合にはわずか27人の選手しか参戦できなかった。
女子ジャンプのワールドカップシーズンが始まる12月までには、全てのチームが大きな問題もなく遠征試合に参加できるようになることを願うばかりだ。
スキージャンプ女子のワールドカップは、12月5日にノルウェー・リレハンメルで開幕となる予定だ。
公式リザルト
スキージャンプ女子のワールドカップは、12月5日にノルウェー・リレハンメルで開幕となる予定だ。
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間(冬季は8時間)です。