竹内択、地元白馬で優勝!
日本の竹内択は白馬でのグランプリ大会の2日目で優勝した。前日、土曜日の試合で2位だった竹内は130mと127m、242.2ポイントだった。
竹内にとってはアルマティ(2012と2014)で優勝して以来、3回目のグランプリ大会優勝となった。「調子はとても良かったので、スタートゲートに入ったときはあとは風の条件さえ良くなって欲しいとだけ思っていた。昨日は2本目で失敗したが、今日はジャンプが安定していて昨日よりよかった。今後はロシア、オーストリアとドイツのグランプリ大会に参戦する予定。」と話した。
土曜の夜と打って変わって、日曜日午前中の試合は非常に難しい条件のなか行われた。進行も短い風待ちのブレークに悩まされた。「今日はノルウェー時間としては真夜中の早朝の試合で、昨日の試合とは全く感じが違った。しっかりした調整が必要だったと思う。結果にはそれでも満足している。1本目はあまり良くなかったが、その分2本目にとても良いジャンプが出来た。」と前日優勝したファンネメルは喜びを語った。
2位になったのはおなじくノルウェーのヨアキム・ハウアーだった。2015年のチャイコフスキー大会で2回3位になって、表彰台には上っているがハウアーにとって2位はグランプリ大会のベストリザルトとなる。「昨日6位だったのも驚いたくらいなのに、今日2位になれて本当に嬉しい。ここのジャンプ台がとても気に入ったので、もっと沢山ジャンプしたいと思う。早めに日本に来て、時差を調整できたことは正しい判断だったと思う。」とハウアーは話した。
アメリカのケビン・ビックナーはあと少しのところで大金星をつかみ損ねた。1本目で好条件を生かして、135mと飛距離をのばして1位で折り返したこの20歳のアメリカ選手は、最終的には7位に終わった。しかしこのアメリカ人にとっては間違いなくトップリザルトであり、今後の活躍を期待させる。
グランプリシリーズはポーランドのマルチェイ・コットが380点でリーダー、ウェリンガーは点差を少し縮めて285点で2位、ファンネメルが240点で3位とリーダー不在のこの週末に順位は変わらなかった。
次のグランプリ大会は9月10−11日にロシアのチャイコフスキーで開催される。