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ヴィスワ個人戦 ザイツがグランプリ初優勝

作成: 21.07.2019 19:26 / sk

2019年の国際スキー連盟(FIS)グランプリ最初の個人戦が7月21日(日)にポーランド・ヴィスワで開催され、スロベニアのティミ・ザイツが133.5mと128.5m(277.9ポイント)のジャンプで優勝した。2位はポーランドのダヴィド・クバツキー(271.3ポイント)、3位はロシアのイエフゲニー・クリモフ(266.8ポイント)だった。ドイツ勢のトップだったマルクス・アイゼンビッヒラーは、僅差ながら4位に甘んじなくてはならなかった。

2019年夏最初の個人戦で、スロベニアの19歳、ティミ・ザイツがグランプリ初優勝を祝った。スロベニア期待の若手ザイツは既に昨冬、ワールドカップでの初優勝を果たしていたが、これでやっとグランプリでも1勝を収めることができた。
これまで、夏のグランプリでザイツが挙げた最高成績は2018年クルシュベル大会(フランス)での4位だった。リュブノ・スキークラブ所属のザイツは、今週末ヒルサイズ134mのヴィスワ・ジャンプ台で開催された大会では、最初から納得の出来を見せており、日曜には勝つべくして勝った。

 

昨冬ワールドカップ総合優勝を飾った小林陵侑が不在の中(小林は2019年グランプリには白馬大会から参加予定)、ポーランドのダヴィド・クバツキーが2位に入り、沢山集まった自国のファンは大喜びだった。これでクバツキーは、ヴィスワで10回表彰台に上がったことになる(団体戦7回、個人戦3回)。


3位に入賞したのはロシアのイエフゲニー・クリモフだった。クリモフは昨冬この地で、ワールドカップ初優勝を飾った。

 

マルクス・アイゼンビッヒラーは強いパフォーマンスを見せ、クリモフにわずか4.7ポイント差で4位となった。ドイツチームからは、他にカール・ガイガーも6位に入って、ドイツのトップジャンパーは上々の成績を収めた。しかし、上位10人は僅差の闘いで、アイゼンビッヒラーは5位となったピヨトル・ジーラに0.1点差で迫られていた。 

 

日本勢も強さを見せ、小林潤志郎が8位、若手の佐藤慧一が7位に入賞した。他に、中村直幹が16位、岩佐勇研が23位、栃本翔平は27位だった。
ノルウェーチームのトップは11位のハルヴォア・グラネルドだった。

2019年FISグランプリは、来週末のドイツ・ヒンターツァーテン大会へと続く。ヒンターツァーテン大会では3試合(女子・男子個人戦、ミックスチーム戦)が予定されている。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。

 

統計

最長不倒
135.0m
Klimov, Evgeniy (RUS)
最短ジャンプ
109.5m
Hamann, Martin (GER)
平均飛距離
122.7m
K点越えジャンプ
78.8%
ネーション数
10
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
8
Polen
Zajc, Timi
01.02.19
Oberstdorf
Slowenien
17.03.19
Prevc, Domen (SLO) Vikersund