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W杯ヴィケルスンFH個人戦 ノルウェーが表彰台独占、シュトッホが総合V

作成: 18.03.2018 19:27 / sk

カミル・シュトッホの大勝利、そしてアレクサンダー・シュトックル率いるノルウェーチームも大勝利を挙げた。ノルウェートーナメント「RAW AIR」を締めくくる、ワールドカップ男子ヴィケルスン・スキーフライング個人戦が3月18日(日)に行なわれ、ノルウェーのロバート・ヨハンソン(444.3ポイント)が優勝、アンドレアス・スティエルネン(438.9ポイント)が2位、ダニエル=アンドレ・タンデ(436.6ポイント)3位でノルウェー勢が堂々の表彰台独占を果たした。RAW AIR総合優勝は、今日6位に入ったポーランドのカミル・シュトッホが手にした。更にシュトッホは、今日の成績で早くも今シーズンのワールドカップ総合優勝も決めた。ドイツ勢のトップは7位のマルクス・アイゼンビッヒラー、8位にはリヒャルト・フライタークが続いた。

ロバート・ヨハンソンにとっては、ワールドカップ(W杯)初優勝を飾る理想的な場所となった。平昌五輪で銅メダル2冠を果たしたヨハンソンにとっては、満を持してのW杯初優勝だった。初優勝の場がノルウェーの大会で、しかもスキーフライング戦だったというのが、リレハンメル出身のヨハンソンにとっては特別喜ばしいことだったようだ。

今日の勝利とRAW AIR総合2位を決め、3万ユーロ強の賞金を手にしたヨハンソンは、「厳しい10日間(RAW AIR開催期間)だったが、多分これほど高レベルの試合は今までなかったと思う。それは特にカミル・シュトッホの活躍による。ラージヒル戦でカミルが見せたパフォーマンスはものすごかった。この地でカミルとスキーフライング対決をさせてもらい、勝つことができて本当に誇らしく思う。今回のRAW AIRは僕達のチーム全体にとって楽しいものになったし、他の全ての選手にとってもそうだったと思う。本当に激烈な10日間だったけど、僕らはちょっとずつリラックスすることもできた。今日の夜はすごく良く眠れると思う」と、インタビューに答えた。

今日の2位は、今冬最初のスキーフライングW杯だったバート・ミッテルンドルフ戦で優勝したアンドレアス・スティエルネンだった。トロンハイム出身のスティエルネンは、RAW AIR総合でも3位で表彰台に上がった。
スティエルネンは、「今回は僕にとって素晴らしいRAW AIRだった。全てが上手くいって、良いジャンプが収められたから、とても満足している。多分すべての関係者にとって、気に入るものになったと思う。僕らは素晴らしいチームだし、ここヴィケルスンに来るとすごく特別な気分になる」と話した。
スティエルネンは、スキーフライングW杯総合成績で180ポイントをマークして首位についている。2位はロバート・ヨハンソン(150ポイント)、3位がダニエル=アンドレ・タンデ(140ポイント)でノルウェー勢が並んでいる。

栄えあるRAW AIR総合優勝はカミル・シュトッホが掴んだ。その上、シュトッホは自己2度目となるW杯総合優勝も確実なものとした。2013/2014シーズンに続いて、2度目の総合優勝を決めた30歳のシュトッホは、総合優勝最年長記録を立てた。シュトッホはこの結果を受け、チームメイトとヴィケルスンのフライングヒルに集まったポーランドのファンと数分に渡って喜びを分かちあった。
シュトッホは、「この手に汗握る闘いを、最後までどんどんレベルを高めてくれた全てのスキージャンプ仲間に感謝したい。大変だったけど、今は本当に嬉しい。僕のチームメイトとコーチにお礼を言いたい。彼ら無しでは僕は今日ここに居ない」と喜びを伝えた。RAW AIRシリーズの勝利でシュトッホは6万ユーロを超える賞金を得た。16本の評価対象となったジャンプの合計で、シュトッホは2,590.6ポイントを集め、2位のロバート・ヨハンソン(2,553.6ポイント)と3位のアンドレアス・スティエルネン(2,508.3ポイント)を手堅く抑えた。

 

日本勢は、葛西紀明が10位でトップ、佐藤幸椰が20位、小林陵侑が22位、小林潤志郎が23位だった。

ドイツチームからは、マルクス・アイゼンビッヒラーとリヒャルト・フライタークが7位と8位に続いて納得の出来を見せた。シュテファン・ライエは15位だった。
カール・ガイガーとアンドレアス・ヴェリンガーは34位と36位で、38位だったオーストリアのグレゴア・シュリレンツァウアーと同様に、上位30人までが進める2本目への出場を果たせなかった。

第2回RAW AIRの主催者には、選手と関係者全員から大きな賛辞が送られた。移動、宿泊、食事、物流の全てにわたって完璧だった。

スキージャンプW杯シーズンファイナルは、次の週末(3月23〜25日)にスロベニアのプラニツァで開催される。ここでは、プラニツァ7(セブン)と名付けれられた初の試みが行なわれ、W杯3試合(団体1戦、個人2戦)と予選も合わせた7本のジャンプの総合成績が競われることになる。

Andreas Stjernen

 

全リザルト(PDF)

RAW AIR総合成績(PDF)

ワールドカップ総合成績(PDF)

Andreas Stjernen, Robert Johansson, Daniel Andre Tande

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
246.0m
Johansson, Robert (NOR)
最短ジャンプ
125.5m
Aalto, Antti (FIN)
平均飛距離
204.3m
K点越えジャンプ
74.3%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Norwegen
Johansson, Robert
-
Norwegen
17.03.18
Vikersund