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W杯ヴィリンゲン第2戦はフォアファングが勝利、総合Vはシュトッホ

作成: 04.02.2018 13:29 / sk

2月4日(日)午前中に行なわれたワールドカップ男子ヴィリンゲン大会(独)の第2戦で、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングが優勝した。トロムゾ出身のフォアファング(22歳)は、ヴィリンゲンのミューレンコップフジャンプ台で147.5mと144.5mのジャンプを決めて271.4ポイントをマークした。その丁度2点差で、ポーランドのカミル・シュトッホ(145.5mと140.5mで269.4ポイント)が2位だった。上の2位に差はつけられたものの、3位に入ったのはポーランドのピオトル・ジーラ(142mと138.5mで245.1ポイント)だった。今回初めての導入された「ヴィリンゲン・ファイブ」の総合優勝はカミル・シュトッホとなり、2万5千ユーロの賞金を獲得した。

フォアファングにとっては、2016年ティティゼー=ノイシュタット戦で初優勝を果たして以来の、ワールドカップ(W杯)通算2勝目となった。
フォアファングは、ノルウェーチームで今冬4人目の勝者となり、今回のW杯シーズンで10人目の勝者となった。
フォアファングは、「僕にとって、とても素晴らしい試合になった。高レベルのジャンプを2本決めることができた。昨日、このジャンプ台での感触を掴むことができたんだと思う。昨日の経験を活かして、今日はずっと楽に飛べた。助走で何をすべきか、はっきり分かっていた。オリンピックでは、僕らのチームはメダルをかけた全ての試合で上を狙っていけると思う」と、話した。

Kamil Stoch

 

カミル・シュトッホは今日の2位入賞で、第一回「ヴィリンゲン・ファイブ」の総合優勝を決めた。
シュトッホは、「この大会は、僕らチーム全体にとって良い結果になった。この週末の成績に本当に満足している。ヴィリンゲンは素晴らしい場所。このジャンプ台が気に入っているし、ここの雰囲気が好き。僕らのチームは明日には韓国に出発する。個人的にはオリンピックに特別な期待は持っていないけど、フェアな条件と良い雰囲気の中で試合ができることを望んでいる」と、試合後のインタビューに答えた。


3位にはシュトッホのチームメイトであるピオトル・ジーラが入った。
ジーラは、「スキージャンプでは、一晩でかなりの修正ができる。ザコパネ大会の後にコーチと落ち着いた話し合いが持たれて、とにかくコーチの助言に従うべきだと言われた。身体的にはシーズン開幕から調子が良いから、技術面に集中している。例えば、スタートバーからの離れ方を変えたら、ジャンプ全体に良い影響が出た。どんどん満足の度合いが増している」と語った。


ノルウェーからは、ロバート・ヨハンソンとダニエル=アンドレ・タンデが4位と5位に続き好成績を収めた。
ポーランドは、他にもダヴィド・クバツキーとマチェイ・コットが7位・8位に並んで、かなり強いチーム成績となった。

 

この結果から見ると、平昌オリンピック(韓国)の団体戦ではノルウェーとポーランドの一騎打ちになりそうだ。とは言え、平昌ではまた全く違う条件となる上、ドイツやスロベニアチームも黙ってはいないだろう。


今日のドイツ勢のトップは6位に入ったマルクス・アイゼンビッヒラーだった。アンドレアス・ヴェリンガーが10位、シュテファン・ライエが18位、カール・ガイガーが33位だった。リヒャルト・フライタークは、金曜と土曜の3本のジャンプが終わった時点でヴィリンゲン・ファイブの総合2位についていたが、今日は28位に終わった。これで総合成績は11位にまで順位を落としてしまった。W杯首位の座もカミル・シュトッホに取られたフライタークにとっては、ヴィリンゲン大会は終わったものとして次に向かうしかないだろう。

 

9位のネイツ・デツマンはスロベニア勢のトップだった。

日本の佐藤幸椰は好パフォーマンスを見せて11位に入った。


月曜にはドイツチームを初め他のほとんどのチームがソウルに移動し、そこから車で約3時間の平昌にて、2月7日(水)には早くも2018年冬季五輪の最初のスキージャンプ・トレーニングが予定されている。

W杯個人総合成績では、カミル・シュトッホ863ポイントで再び首位についた。2位はリヒャルト・フライターク(820ポイント)、3位はアンドレアス・ヴェリンガー(736ポイント)となっている。

 

W杯ヴィリンゲン第2戦:全リザルト

ヴィリンゲン・ファイブ総合成績

 

統計

最長不倒
147.5m
Forfang, Johann Andre (NOR)
最短ジャンプ
87.0m
Sokolenko, Konstantin (KAZ)
平均飛距離
127.6m
K点越えジャンプ
45.3%
ネーション数
14
トップ10のネーション数
4
トップ30のベストネーション
6
Norwegen
Forfang, Johann Andre
12.03.16
Titisee-Neustadt
Norwegen
03.02.18
Tande, Daniel Andre (NOR) Willingen