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オーストリアが2014年以来の団体戦優勝

作成: 11.03.2017 19:11 / sk
1
Österreich
999.7
2
Deutschland
987.2
3
Polen
986.7

ワールドカップ男子オスロ大会(ノルウェー)で、3月11日(土)、ホルメンコーレン・ジャンプ競技場にて白熱の団体戦が行なわれ、オーストリアがミヒャエル・ハイボック、マヌエル・フェットナー、マルクス・シフナー、シュテファン・クラフトの4人で臨み、優勝した。オーストリアは全8本のジャンプの後、合計999.7ポイントとなり、僅差でドイツ(987.2ポイント)を抑えた。ドイツはまたもギリギリでポーランド(986.7ポイント)を上回り、2位の座についた。開催国のノルウェーはポーランドに3.6点足らず4位となった。

団体戦で、今シーズンほど上位4チームがひしめき合っていたことはない。ホルメンコーレンで8本のジャンプを終えた時点で、1位と4位のチームの差はわずか16.7点だった。1週間前に行なわれた世界選手権ラハティ大会(フィンランド)の団体戦ではポーランドが勝ち、今日はオーストリアが一番となって終わった。
ミヒャエル・ハイボック、マヌエル・フェットナー、マルクス・シフナー、そしてシュテファン・クラフトの4人はオーストリアに、ほとんど3年ぶりの勝利をもたらした。ヘッドコーチのハインツ・クッティン率いるオーストリアチームが最後に団体戦で優勝したのは2014年3月だった。ちなみに、今回クッティンは体調不良のためオスロ戦に来られなかった。


世界選手権で個人戦金メダル2冠を飾ったシュテファン・クラフトは、「昨日の感じでは、こんなにうまく行くようには全然思えなかったから、僕達にとってセンセーショナルな試合になった。だけど今日の試合が簡単だったとは、とても言えない。風がすぐコロコロ変わっていた。テイクオフの時点では向かい風で、だいたい100m位のところから追い風になって、今日その中でジャンプするのは難しかった」と説明した。今日クラフトは2本の良いジャンプを揃えて、「第1回Raw Air(ローエア)」の総合成績でトップとなった。
クラフトは今回、自身がRaw Air総合で首位の座についたことについて、「もちろん良い結果だけど、まだ全16本のうちの3本目のジャンプが終わったばかり。(Raw Air最終戦が行なわれる)ヴィケルスンまではまだ長い道のり」と語った。

今日オーストリアチームを勝利に導いた、2番手はミヒャエル・ハイボックで、最近は少し調子が振るわなかったものの、今日は素晴らしいパフォーマンスを見せた。
「団体戦で自分の力量を示すことができて、今日は僕にとって救いになった。特別うれしい」とハイボックはインタビューに答えた。
オーストリアにとっては、ワールドカップ(W杯)団体戦で通算28勝目を挙げたことになる。


ヘッドコーチのヴェルナー・シュスターが率いるドイツチームは、2位入賞に満足と言えるだろう。先週の世界選手権団体戦では、今日と同じメンバー、アンドレアス・ヴェリンガー、シュテファン・ライエ、リヒャルト・フライターク、マルクス・アイゼンビッヒラーで臨んで痛恨の4位に終わったドイツだが、今日は好調子で2位を飾ることができた。上にも下にも飛び抜けた選手がいず、まとまったチーム成績を収めたことが2位入賞の決定的要因となった。
シュスターは、「全体的に見て良い成績だった。今日の試合とその結果に満足している」と話した。


先週、世界選手権の団体戦で金メダルを獲得したばかりのポーランドチームは、ホルメンコーレンまで応援に駆けつけた多数のポーランドファンの大声援を受けて、今日は3位に入賞した。ピオトル・ジーラ、ダヴィド・クバツキー、マチェイ・コット、カミル・シュトッホの4人はまたも強さを見せたが、最後はかなりの僅差で及ばなかった。
カミル・シュトッホは、「今日はとても良い試合だった。僕らは2位にも、もしかしたら優勝までも届いたかもしれないのに、かなりの僅差で逃してしまった。それでも、僕達が今日の結果に凄く満足していることに変わりはない。僕らは最後まで全力をつくして闘いぬいた。最終的にいくつかの小さなミスのせいで、本当なら取れた結果を逃すことになったけれど、表彰台に上がることができて良かった」と、語った。


ノルウェーチームは、ラハティの世界選手権で銀メダルを獲った直後であるだけに、期待も高く試合に臨んだが、ホームゲームで4位となって失意の結果だった。特にダニエル=アンドレ・タンデは1回目のジャンプの後、風の条件とジュリーに苦戦した。2回目のジャンプはうまくいったものの、4位となってはタンデの失意は挽回されなかった。


日本が5位、スロベニア、チェコ、スイスが6〜8位に続いた。


今年初めて開催されるノルウェーツアー「Raw Air」では、全16本のジャンプが評価の対象となるが、そのうちの3本が終わった今、総合成績でオーストリアのシュテファン・クラフトが404.3ポイントとなり、首位についている。 2位はスロベニアのペーター・プレウツ(395.2ポイント)、3位はアンドレアス・ヴェリンガー(独、392.7ポイント)となっている。その僅差で392.2のピオトル・ジーラ(ポーランド)が4位に続いている。

 

全リザルト

Kamil Stoch, Piotr Zyla, Dawid Kubacki, Maciej Kot

 

※注)大会日程は現地時間です。