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W杯女子蔵王大会第1戦 伊藤有希が優勝!

作成: 20.01.2017 11:39 / sk

1月20日(金)、ワールドカップ女子蔵王大会の第1戦が行われ、伊藤有希が優勝した。伊藤は、89.5mと94mのジャンプで213.6ポイントを獲得した。予想外の2位入賞となったマヌエラ·マルシーナ(伊)は、伊藤に0.3点差だった。 3位はロシアのイリーナ·アヴァクモヴァだった。

伊藤優勝、高梨5位
伊藤有希が優勝を祝った反面、チームメイトの高梨沙羅は再び敗北を喫した。高梨は5位にとどまり、ワールドカップ(W杯)通算50勝を目前にしつつ、ここ3試合でお預けとなっている。少なくとも高梨は1本目の10位から5位まで巻き返すことができた。

伊藤有希はW杯2勝目を決め、大満足だ。「札幌大会で1勝、そして今回、蔵王でもう1勝できてとても嬉しい。天候条件は難しかったし、1本目はサッツのタイミングが遅れてしまった。それでも成績は素晴らしいものになったし、土曜の試合では自分の最高のジャンプを見せられるように頑張りたい」と話した。


マルシーナ、イタリアに歴史的快挙
激しい降雪と難しい風の条件のもと行われた今日の競技で、マヌエラ・マルシーナは、ここ数週間の好成績を展開させ、初めてのW杯表彰台入りを果たした。90.5mと93mのジャンプで、イタリア女子チームのW杯史上最高成績を収めた。マルシーナは表彰式の後、ほとんど言葉も出ない様子だった。「こんなこと考えてもいなかったから信じられない。これは本当に素晴らしい瞬間」と嬉し涙を浮かべて話した。

イリーナ・アヴァクモヴァは3位入賞で、今年の安定した好調さを裏付け、2017年初表彰台入りを喜んだ。88.5mと92m(210.6ポイント)のジャンプを収めた後、アヴァクモヴァは、「素晴らしい気分。天気は良くなかったけど、結果はこれ以上ないものになった」と語った。


ルンドビー、リードを守れず
5日前の札幌大会第2戦で優勝したノルウェーのマーレン・ルンドビーは、ファーストラウンドが終わった時点では首位についておりW杯通算3勝目を挙げられるチャンスがあった。しかし2本目のジャンプ中、小さなミスのせいで6位まで順位を落としてしまった。そしてアヴァクモヴァが表彰台に上がることになった。


ジリジリ上がってきているフォクト
ドイツのカリーナ・フォクトはどんどん上位に迫ってきており、今日はアヴァクモヴァにわずか1.8点差で4位になった。

高梨沙羅はファイナルラウンドで、今日の最長飛距離である95mのジャンプを決めて計208.3ポイントとなり、5位まで順位を上げた。0.6点差でマーレン・ルンドビーが6位に続いた。
勢籐優花は201.0ポイントで7位となり、トップ10に3人の日本人選手が入ったことになる。


スロベニア、トップテンに二人
スロベニアは、エマ・クリネッチとスペラ・ロゲリが8位と9位に入り、手堅い成績を収めた。
ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)はトレーニングでの好成績をつなげることができず10位となった。
サラ・ヘンドリクソン(米)は難しい条件に悩まされ、特に新雪の着地が難しかったようだが、それでも健闘の11位となった。チームメイトのニタ・イングルンドが12位に続いた。
ドイツのスヴェニャ・ヴュルトとカタリーナ・アルトハウスが13・14位に入り、スロベニアのエヴァ・ロガーとニカ・クリツナーが15・16位となった。テイラー・ヘンリッチはカナダ勢で唯一ファイナルラウンド進出を果たし20位になった。レア・ルマーレ(仏)が25位、ダニエラ・ハラランビー(ルーマニア)は27位でW杯ポイントを加算した。

 

 W杯女子蔵王大会の第2戦は、1月21日(土)9:00(日本時間17:00)から開催される予定だ。

 

全リザルト:W杯女子蔵王大会1月20日

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
95.0m
Takanashi, Sara (JPN)
最短ジャンプ
72.0m
Morat, Lucile (FRA)
平均飛距離
83.7m
K点越えジャンプ
1.4%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
7
トップ30のベストネーション
5
Deutschland
Slowenien
Japan
Ito, Yuki
14.01.17
Sapporo
Japan
14.01.17
Ito, Yuki (JPN) Sapporo