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W杯女子クリツナーが総合V、高梨2位、最終戦Vはクラマー

作成: 28.03.2021 14:01 / sk

2020/21シーズンの最終日となる3月28日(日)、ワールドカップ女子チャイコフスキー大会(ロシア)で個人戦が開催されたが、今日もまた風に悩まされ、この冬最後の試合は1回のみで終了となった。勝者は今日もオーストリアのマリタ・クラマーだった。

クラマーは146.5mの圧倒的なジャンプを収めて136.1ポイントを獲得して5連勝目を祝った。ニジニ=タギルとチャイコフスキーで開催された個人戦全4試合で優勝した19歳のクラマーは、合計869.4ポイントで「ブルーバード・ロシアツアー」総合優勝を決めた。

Marita Kramer

 

ヒルサイズ140mのラージヒルで行われた最終戦でノルウェーのシルイェ・オプセッツ(134m、120.1ポイント)が2位となり、3位はスロベニアのニカ・クリツナー(131.5m、115.4ポイント)だった。

 

高梨沙羅は今日は7位にとどまり、ワールドカップ(W杯)総合優勝の大クリスタルトロフィーをかけた闘いにも敗れた。

日本チームからは他に、岩渕香里が15位、勢籐優花が19位、伊藤有希が23位に入った。丸山希はスーツが規定外とされて失格となった。

Sara Takanashi, Nika Kriznar, Marita Kramer

 

ニカ・クリツナーは今日の3位入賞でW杯総合優勝を手に入れた。

クリツナーは、「今日は私の人生で一番良い日になった。信じられないぐらい嬉しい。今日は試合が始まる前から自信に満ちていたし、ジャンプも本当にうまくいった」と勝利後のインタビューに答えた。

 

21歳のクリツナーは合計871ポイントで、2位の高梨沙羅にわずか9点差、3位のマリタ・クラマーとの差は11点だけだった。

 

5度目のW杯総合優勝を僅差で逃した高梨は、「今日のジャンプは悪くなかったけど、他の選手の方がとにかく上手だった。この結果に満足している」 と話した。

 

マリタ・クラマーにとっても満足のいくシーズンとなったようで、「今季が始まる前の目標がトップ3に入ることだった。それを達成することができた。ブルーバードツアーで優勝できて、完璧なシーズンの締めくくりとなった」と喜んだ。

 

全リザルト:女子個人最終戦

ブルーバードツアー:総合成績

ワールドカップ個人総合成績

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。

 

ギャラリー

統計

最長不倒
146.5m
Kramer, Marita (AUT)
最短ジャンプ
97.5m
Komar, Katra (SLO)
平均飛距離
117.4m
K点越えジャンプ
24.1%
ネーション数
10
トップ10のネーション数
7
トップ30のベストネーション
5
Slowenien
Kramer, Marita
26.03.21
Chaikovsky
Österreich
26.03.21
Kramer, Marita (AUT) Chaikovsky